立冬を愉しむレシピ/簡単鯖寿司/きのことわかめの当座煮/春菊とレンコンのサラダ/ブロッコリーのおかか和え

レシピ
立冬(りっとう)
2023年の立冬は11月8日です。
暦の上で冬の始まりです。空気が冷たく乾燥し始め、寒暖差が激しくなり、冬の気配を肌で
感じるころ。例年木枯らし1号が観測されるのもこの時期です。
冬の寒さに耐えて可憐な花を咲かせる水仙。寒い季節に雪の中でも咲くことから
「雪中花」(せっちゅうか)とも呼ばれています。

鯖寿司

バッテラと鯖寿司

バッテラ
語源はポルトガル語で「小舟」を意味するそうです。大阪発祥の押し寿司で、酢じめの鯖の身と、甘酢で煮た白板(しらいた)昆布を重ね、型で押した寿司

鯖寿司
これに対して鯖寿司は鯖の半身を丸々使用し、巻きすで成型して作る押し寿司

今回は家庭で作りやすく、鯖の切り身を使用したラップで巻くだけの簡単鯖寿司を作りました。

簡単鯖寿司(8個分位)
【材料】
鯖の切り身 4切れ 固めのご飯240g(米120cc 水120cc)ガリ生姜 30g 大葉 3枚 白いりごま 適量
甘だれ 砂糖 醤油 大さじ1

【作り方】
①簡単酢飯を作る 温かいご飯に、刻んだガリ生姜と、粗みじん切りにした大葉、白いりごまを混ぜ合わせ、鯖の切り身の長さ、数に合わせてラップに包む

②鯖の切り身に塩を少々ふり、しばらく置いた後水気をふきとり、ひれは除き、皮に切り込みを数か所いれて※、オーブントースターで10分ほど焼く ◎骨は除いておきます!
※切り込みを入れておくことで最後に切りやすくなる

③①の酢飯をラップから外して②のサバをのせ、もう一度ラップをする。

 

 

④しばらく置いたあと、ラップの上から鯖の切り込みに沿って切る。
包丁を1回入れるごとにお酢を含ませたペーパーでふきとり、切るとよい。

押して切るとつぶれるので、包丁を前後に動かしながら包丁の重みだけで切るイメージ。ラップごと切ることでつぶれにくく、切った断面がきれいになる

➄ラップを外す。

⑥砂糖と醤油を鍋でトロっとするまでにつめて、スプーンで鯖に塗る。

 

 

きのことわかめの当座煮

【茸とわかめの当座煮】
【材料】しめじ 1パック エノキ 1パック シイタケ 5枚 生わかめ 100g程度
<煮汁> 醤油、みりん 大さじ2 だし汁、 酒 大さじ3

【作り方】
①しめじ、えのきだけはいしずきを除いてほぐし、しいたけはいしずきを除いて笠と軸は7~8ミリに薄切り。生ワカメはよく洗ってざく切り。
➁煮汁を煮立たせて①を入れ、10分ほど煮る。

 

 

当座煮 野菜や貝類など、醤油や酒などで煮上げた料理。、当分の間保存がきくところからこの名がある
茸の下処理
洗わないのが基本 丸洗いすると水気を吸って味や風味が落ちてしまう。椎茸の場合は笠の上から包丁の腹(平たい部分)でたたいて、ひだの汚れを落とす。それ以外の茸も(えのきだけ、しめじ、まいたけ、マッシュルーム)汚れが気になる部分があれば濡らしたキッチンペーパーで表面をこするようにふくとよい
扱いがちがうのはなめこ 袋入りはゴミなどが除かれているが、みそ汁など加熱調理で使う場合はさっと水で洗い、あえ物など生(なま)感を活かす料理ではさっと熱湯をかけて水気をきり、使用するのがおすすめ。
えのきだけ
えのきだけは、秋の季語ですが、旬は冬です。野生のえのきだけは晩秋から初冬に生え始めるからだそうです。
私たちがスーパーでみるえのきだけは栽培種で白くてひょろっとしたもの。日光を遮って栽培されたわけではなくて、光にあたっても茶色くならない白色品種だそうです。
野生種のえのきだけがこちら↓。栽培種と違ってぬめりが強く、濃厚ないいお出汁がでるそうです。
生食は厳禁で、中毒の可能性があり、しっかり火をとおして食べる必要があります!
((えのきだけと似ていても猛毒菌を持つものも存在します!!))
こちらは↓「ブラウンえのき」または「原種えのき」と呼ばれる白色種と野生種の交配種
白いえのきだけよりも風味は強く、歯ごたえがあります。スーパーで手に入りますよね。

春菊とれんこんのサラダ

 

 

春菊の旬はご存知ですか?
春菊と言えば鍋。よって冬が旬なのでは?と思う方もいるかも。
いや、「菊」だから秋?と思った方、正解です!
本来露地物は鍋が美味しい季節とは少しずれていれ、9月から11月の秋が旬なのです。
鍋で活躍するものはハウスものなんですね。
蓮根についてはまた別の機会で^^
春菊を使用したサラダを2種作りました。

【春菊とレンコンのサラダ】
【材料】春菊 鶏もも肉 蓮根 適量で^^

春菊を生で使用するときのポイント
切る前に、あく抜きのためそのままたっぷりの水にさらす(10分程度)
切ってからだと水っぽくなる

【作り方】
①春菊は、硬い茎は除き、葉を摘み取る(やわらかい部分の茎は使用)
➁蓮根は皮をむいて3mm程度の輪切りにした後、サラダ油を熱したフライパンで焼く。
③蓮根を取り出したフライパンで、油を足し、余分な脂を除いて3cmくらいにカットした鶏もも肉を焼く。
④春菊、蓮根、鶏肉を盛り付けて、お好みのドレッシングをかける。

春菊は香りと苦みがしっかりあるので、あっさりしたドレッシングよりもパンチが効いてるものの方が合う気がするので、今回は濃厚胡麻ドレッシングを使用しました。

【濃厚胡麻ドレッシング】
【材料】白練りごま 大さじ2 ごま油 大さじ1 醤油 小さじ1 酢 小さじ1 砂糖 小さじ1
【作り方】
①ごま油以外をボウルに入れてよくまぜ、練りごまをなじませる
➁①に、少しずつごま油を加え混ぜる

 

ナムル風も好きです♬

【生春菊のナムル】

【材料】 春菊 1/2袋 人参 適量 (あれば食用菊 適量)
ごま油 小さじ2 鶏がらスープの素 小さじ1/3 白ごま 小さじ1 おろしにんにく 少量

【作り方】
①春菊は葉を摘み取り、硬い茎は斜め薄切り
②人参はピーラーで切る。食用菊の場合は熱湯に少量の酢を加え、外輪をさっとゆでて水にとり、ざるにあげる。
③調味料をあわせ、春菊と人参(または食用菊)と和える。

 

 

 

ブロッコリーのおかか和え

 

ケールが祖先のアブラナ科 野生のキャベツを改良して生まれたブロッコリー
一般的に手に入るようになったのは1980代になってから。
「子供の頃はブロッコリーよりもカリフラワーの方が食卓に出たよなー」って思いますが、これは当然限られた世代の会話になります^^

【ブロッコリーのおかか胡麻和え】

【材料】ブロッコリー 1/2株
削り鰹 1パック 醤油 砂糖 白いりごま 白すりごま 各小さじ1
【作り方】
①ブロッコリーは小房に分ける。
花蕾は茎側から包丁を入れて花蕾は手で割き、茎は筋がはっているところは切り落として後は短冊切り。
②熱湯に塩を少々いれて2分ほど茹で、ざるにあげる
③調味料をあわせて②と和える

 

 

たらこマヨ和えも好きです♪

 

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

書 SEI& 花 RUI

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