穀雨を愉しむレシピ/アスパラガス/おかひじき/しらす/もずく/わらび

こくう24節気
                      書 BY SEI
穀雨(こくう)
2024年の穀雨は4月19日~です。
穀雨は百穀を潤す雨のこと。
百穀とは、穀物のこと。人類が主食としてきた米、麦、粟、稗(ひえ)、黍(きび)、豆などをいいます。
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降る頃で、この季節の終わりには気温が上がっていき、初夏を迎えます。

アスパラガス

auspara

太陽の光をさえぎって育てたアスパラガスで、私の最も好きな野菜の一つでもあるのが
ホワイトアスパラガスです。

オランダの朝市でバケツで買って、茹でてマヨネーズで食べまくった思い出が^^
残念ながらなかなか新鮮なホワイトアスパラガスは手に入りにくいです。
グリーンアスパラガスよりもほんのり甘みがあってオリーブオイルと塩だけで素材の味をいただくのも
いいですよね。

グリーンアスパラガスと言えば昔、実家の庭にひょっこり3本生えていたことがあります??
(畑ではなく庭です)理由はわかりませんが、早速茹でて食べたところとっても美味しくて、新鮮なアスパラガスとはこんなにおいしいものなのかと感動したものです。

ということで、新鮮なアスパラガスの選び方です。
①穂先がしまっている
アスパラガスにはオスとメスがあり、しまっている方がメス
メスの方が芽を出す回数が少なく、栄養素がいきわたりやすいため、旨味、甘みがあり栄養も多く含んで美味しいのです。庭で取れたアスパラガスもメスだったのかも。
②切り口がみずみずしい
乾燥していたり、傷んで柔らかくなっていないもの

せっかくなら新鮮なアスパラガスを選んでくださいね!

栄養はといえば、栄養ドリンクにもなっているアスパラギン酸
アミノ酸の一つで、ミネラルが効率よくとりこまれ、エネルギーを生み出し、
疲労回復の効果があります。また、利尿作用があるため、デトックス効果も。
美容面では保湿効果があり、しっとりなめらかな肌に。
ちなみにホワイトアスパラガスにもアスパラギン酸などグリーンアスパラガスと同じ栄養素を含みますが
(βカロテン、ビタミンC、食物繊維など)、日光が当たっていない分グリーンアスパラガスと比べて劣ります。

今回は料理というより、そのまま素材の味を楽しみたく、ただ
焼いてみました^^

いつもは根元1cm位を切り落とし、皮が固い下1/3程度をピーラーで削り
はかまをピーラーか包丁でそぎ落とします。
ですが、、、
最近は、野菜の天ぷらで有名な料理人が行っている方法で、根元で、折れやすいところを探って
折るだけ。筋の変わり目(硬いところとそうでないところの境目)で折れます。はかまは取らないそうですが、少しだけ除きました。

後は油をひいたフライパンで焼くだけ。
塩で食べてもおいしいです。
梅干し、みりん、しょうゆ、白いりごま、かつお節を合わせた梅だれを添えていただきました。

アスパラガス

焼くだけ、最高です^^

ホワイトアスパラガスも焼くだけで充分おいしいですが、茹でる場合はきれいな白さをキープするために
レモン汁を加えるとよいです。また、茹で終わってから20分ほど鍋の中にいれたまま冷ますことで、一度流出してしまった旨味と甘みがまた戻ってくれますよ^^

おかひじき(おかひじきのナムル)

おかひじき

名前からして海藻のように思えますが、「陸(おか)で採れるひじきに似た野草」
で「おかひじき」です。
4月から5月が旬。栄養はβカロテン、鉄分が豊富で、茹でておひたしにしたり、生でサラダにしてもOKです。
今回はナムル風で。

【材料】
おかひじき 1パック(75g程度) 塩少々 ごま油 小さじ1 鶏がらスープの素 小さじ1/2
おろしにんにく 小さじ1/2 白いりごま 適量

【作り方】
①たっぷりの熱湯に塩少々をいれて、洗ったおかひじきを1分ほど茹でて水にとる(色止め)
②①を絞って3cm程度に切る。
③切り干し大根はさっと洗って水で戻したあと(10分程度)絞る。
④ボウルにごま油、おろしにんにく、鶏がらスープの素を混ぜ合わせて、②と③をあわせ、白いりごまを加える。

 

青菜と違ってしっかりしたシャキシャキ感があり、切り干し大根のコリコリ感との相性がよかったです。
他にも茹でた千切り人参や、カニカマなどを彩りに加えたり、フライパンで焼いた油揚げと合わせてもあいます。
ポン酢とも相性goodです!

しらす(ちりめん山椒)

しらすは1年中手にはいりますが、旬は産地によってさまざまです。
国内シェアNO.1の兵庫県(明石海峡)では5月~11月、しらす干しの生産量NO.1の静岡県(駿河湾)では
6月~9月が旬です。
私が住んでいる愛知県では、「南知多しらす」といって南知多で獲れた新鮮な生しらす干しなどの加工品が有名です。旬は春と秋の2回

しらすのうち水分を20%ほどに乾燥させたものを「しらす干し」、50%以下の水分に乾燥させたものは
「ちりめんじゃこ」といいます。

ちなみに山椒ですが、「木の芽」と「花山椒」は4月から5月が旬ですが、「実山椒」はもう少し先の6月です。6月に手に入ったら佃煮でも作ってみたいと思います。
ということで、今回はちりめん山椒を手軽に「粉山椒」で作ってみました。

【材料】
ちりめんじゃこ 100g しょうゆ、酒 大さじ1+1/2 みりん、砂糖 大さじ1 胡桃 20g程度(砕いておく)
粉山椒 小さじ 1/4~(味をみながら好みで)

【作り方】
①調味料をフライパンでにいれて強火で加熱後、しらす干しを加えて8割ほど水分を飛ばし、粉山椒と胡桃を加えて水分がなくなるまでしっかり加熱する。焦げやすいので注意。

ご飯が進むシリーズとして♪

もずく(もずく酢)

もずくの旬は4月から6月

独特のぬめりはフコイダンといって水溶性食物繊維
腸内環境を整え、コレステロールを排出する役割があります。

~レモン風味のもずく酢~

【材料】
生もずく 100g レモン 1/4個 酢、濃口醬油 小さじ2 みりん 小さじ1 ※かつおだし 大さじ2

※<かつおだしの作り方>
水 1L  鰹節 ひとにぎり
①水を沸騰させ、火を止めて鰹節を加える。
②再沸騰後、弱火で2,3分あくを除きながら加熱。
③鰹節が沈んだら漉す。

<下準備>
レモンの皮は塩でこすり洗いをした後、半分は薄いいちょう切り、残りは絞る。
みりんは耐熱容器に入れて電子レンジで600w10秒くらい~加熱をしてアルコールを飛ばす

【作り方】
①生もずくはさっと洗う
②かつおだし、酢、濃口醬油、味醂、レモンのしぼり汁をあわせ、水気をきったもずく、レモンをあわせて
冷蔵庫で冷やす。

これからの季節はキンキンに冷やしてからどうぞ♬

わらびの煮物

春の山菜の一つでもある蕨。
えぐみや渋みといったアクが強く、調理前にあく抜きが必要です。

あく(灰汁)ぬき あくとは野菜の含まれる渋みや苦味、えぐみなど、おいしさを損なう成分や、野菜を切り口から褐色に変色させてしまう物質のこと。このあくを除くための下ごしらえのこと。

~わらびのあく抜き~
熱湯に重曹を少量加えて火を止め、わらびを入れて完全に冷めたら水で洗う。

<重曹の活用例> 正式名称は炭酸水素ナトリウム ベーキングパウダーの主成分 食材を膨らませるだけでなく、肉を柔らかくしたり、魚のぬめり、臭みとり、レモンやリンゴのワックス除去、天ぷらの衣にいれて外はサクッと中はふっくらさせる、山菜のあくを除く等に使われる。

【材料】
わらび 150g 油揚げ 1枚 ※かつおだし 150cc 砂糖小さじ1 醬油大さじ1 みりん 小さじ1

※かつおだしの作り方は本編「レモン風味のもずく酢」参照

【作り方】
①あくとりして洗ったわらびを4cm位に切る。油揚げは油抜きをして短冊切りにする。

②ごま油を熱したフライパンにわらび、油揚げをいれて炒める。

③調味料を全て入れて煮立たせ、ほぼ水分がなくなるまで落し蓋をしながら煮る。

④そのまま味がなじむまでしらばくおく(鍋止め

落し蓋 材料の上に鍋より一回り小さいふたを直接乗せること。煮物を作る際、沸騰した煮汁はこの蓋にあたって落ちて煮汁が全体にいきわたり、味、火通りを均一にすることができる。また、汁から上の材料の温度が下がらず、表面が乾くこともなく材料が浮いたり動いたりもしないので煮崩れる心配も減る。
鍋止め 煮物の加熱が終了した後、すぐに盛り付けずに火を止めて蓋をし、そのまましばらく置いておくこと。ゆっくり温度が下がっていく段階で味が材料にしみこんでいくので、味がよりなじむ。

 

 

 

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