夏至を愉しむレシピ/焼き枝豆/鰯の梅煮/茄子の辛し和え/水無月

24節気
夏至(げし)

 

ajisai

2022年の夏至は6月21日です。
1年で最も日が長く、夜が短いころのこと。夏の盛りに向かう時で、暑さが日に日に増していきます。

焼き枝豆

edamame

枝豆 大豆の未成熟な豆、未熟な緑色の時に収穫したものですが、植物分類学上では大豆は「豆類」、枝豆は
「野菜」になります。枝豆は一見どれも同じようですが、意外に品種が多く、山形のだだちゃ豆や新潟の黒崎茶豆など有名ですが味は地域ごとに個性があります。
よくある調理方法は「茹でる」。塩は入れずに茹でるのがおすすめ。塩ゆですると、豆が固くなりやすいので、茹でた後に塩をふる。また湯を沸騰させないのがコツ。
それから鮮度が第一!時間を置くと豆がやせてしまいます。買ってきたらその日のうちに調理が理想。保存するなら、茹でてさや付きのまま冷凍保存。後は自然解凍で。

<焼き枝豆の作り方>

①枝豆を洗って塩をして5分くらい置く
②フライパンになるべく重ならないように並べ、時々ゆする程度で焼き色がつくまで焼く。
③焼き色付いたら蓋をして3分ほど加熱をする。(さやが少し口があくまで)
④熱いうちにごま油をかけまわす。

辛口が好きな方は赤唐辛子を加えたり、ペペロンチーノ風に赤唐辛子ⅹにんにくを一緒に入れても美味しいです♬

 

いわしの梅煮

鰯 よわしが訛ったものという説もあるほど、水から揚げるとすぐ死んだり、いたみやすい魚です。
栄養面では中性脂肪を低下させ、動脈硬化を予防するEPAや脳細胞の活性化に効果的なDHAが豊富です。
魚料理は臭みをしっかりとる事が重要ですが、青魚には酸味が加わることで臭みを抑えることができ、おいしくなります。
臭みをとる効果だけではなく、骨が柔らかくなり丸ごと食べられ栄養価もアップします。
その代表的な料理が梅煮です。

<材料>鰯 中6尾 生姜 1かけ 梅干し 2個
A しょうゆ/砂糖/みりん 大さじ2 水
     150ml  酒 150ml

<作り方>
◆下準備 頭を除いて内臓を出して洗う もしくは処理済みを購入する。
◆生姜は半分は皮ごと薄切り、残りは皮をむいて針生姜にする。
①鰯をペーパーで水気をよくふく。
②フライパンに酒と水を入れて加熱し、アルコールを飛ばす。
③Aの調味料を加え、①の鰯を重ならないように並べる。
ほぐした梅干しを加えて落し蓋をし、時々煮汁をスプーンでかけまわしながら弱火で
煮汁が少なくなるまで10分程度煮る。
③皿に盛り、針生姜用の生姜をのせる。

 

イワシの梅煮

※生姜の皮にも臭みをとる効果があります。口当たりのよさのため、針生姜の皮はむいています。

 

茄子のからし和え

 

Photo by Tijana Drndarski on Unsplash

ナス Eggplant (英名)直訳すると卵の植物!?
世界には様々な種類のナスが存在しますが、アメリカにあるナスがこちら

 

eggplants

一目で名前の由来がわかりますよね^^

茄子のからし和え
<材料>
茄子 中3本 塩 小さじ1
和からし(粉) 小さじ2 ぬるま湯 小さじ1+1/2 砂糖 小さじ1
<作り方>
①茄子は1cm程度半月切りにして、塩にして密着ラップをして重しをし、30分くらいおく。
②ぬるま湯で溶かした和からし、砂糖をあわせ、しっかり絞った①のナスとあわせる。
※味見をしながら砂糖、和からしの量を調節してください。

((和からし(粉)について))
粉にぬるま湯を少しづつ加えていき、練ります。
この摩擦で辛みが出ます。水が多すぎると辛みが出にくいのでいれすぎないようにしてください。
茄子からでる水分もありますので、少し固めくらいがよいです。
混ぜたあと、5分から10分程度おいたら材料とあわせます。
(混ぜてすぐは苦みが残るため)
粉からしの粉自体には辛みはなく、シニグリンという苦み成分がふくまれています。このシニグリンが水と反応することで辛味成分に変わります。

茄子の辛し和え

 

水無月(みなづき)

6月30日は水無月を食べる日なのだそうです(知りませんでした^^)
京都の名産品であり、三角の形をしたういろうに小豆がのっている和菓子です。
京都では1年の折り返しになるこの日に「夏越祓(なごしのはらえ)」といって、半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事が行われます。
由来は、室町時代にさかのぼり、旧暦6月1日に、氷を食べて暑気払いをする風習がありました。しかしながら氷は当時高級品であり、代わりに氷の角を表すものとして三角の形をした和菓子が考えられました。
見た目が透明感のあるういろうを、上には邪気を払うとされる小豆を使用したと言われています。

【レンジで作る簡単水無月】
<材料>
上新粉 100g 砂糖 大さじ3 白玉粉 25g 水 200cc 甘納豆 130g(砂糖付きのものは洗っておく)
<作り方>
①ボウルに上新粉、砂糖、白玉粉を入れて混ぜ、少しずつ水を入れて溶かす。
②ざるでこして30cc程度をよけておく
濡らした耐熱皿に流しいれ、ふんわりラップをして600w3分程度加熱
④甘納豆をのせ、よけておいた30ccをかけて、再度ラップをして600w2分ほど加熱

みなづき
➄耐熱皿から取り出し、濡らした包丁で3角形に切る

白いういろうの上に小豆がのった通常の水無月以外にも、黒砂糖味や抹茶味もあるそうです。
是非6月30日に召し上がって見てください♪

 

さいごに

「梅雨バテ」対策はしていますか?
梅雨バテは、蒸し暑さに加え、屋外と冷房の聞いた室内や車内との気温差、冷たいものの食べすぎ飲み過ぎによる自律神経のみだれが原因として考えられるそうです。

家時間を楽しむ工夫やしっかり睡眠が取れるように寝具にも気を遣うことも大切な事ですよね。

本日もご覧いただきありがとうございました♡

書 SEI& 花 RUI

 

 

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