立秋を愉しむレシピ/タコの炊き込みご飯/西瓜の漬物/ゴーヤの煮浸し、ツナマヨサラダ/甘酒

レシピ
立秋(りっしゅう)
2021年の立秋は8月7日です。
初めて秋の気配がかすかに見える頃のこと。
今の時代ですと立春以上に違和感を感じる24節気が立秋かもしれません。
実際は夏真っ盛りですが、季節は暑中見舞いから残暑見舞いへと移っていきます。

タコ/タコの炊き込みご飯

日本のタコといえば主に真蛸をさすことが多く、1年中手に入りますが、特に入荷が多くなるのは6月から8月。日本は世界一の消費国となっています。
スペイン、イタリアでもよく食べられていますが、フランス、イギリス、アメリカなど、食べない国がほとんどです。一部の国では宗教上の理由から鱗のない魚介類は忌み嫌われ、デビルフィッシュともいわれているそうです。アジア圏でも日本以外では韓国やタイで食べられている程度です。
栄養面では高たんぱくで低カロリーの健康食。また疲労回復に効くタウリンが多く含まれます。
【タコの炊き込みご飯】
<材料>(軽くお茶碗2杯)
米 120cc 水 110cc ☆酒、みりん、薄口醬油 小さじ1 和風だしの素 小さじ1/2
ゆでだこ 50g 青ネギ 2本くらい 生姜 10g程度
<作り方>
①米を洗って30分以上吸水後、水気を切り、分量の水、☆の調味料を炊飯器に入れて混ぜる。
②①に一口サイズにカットしたタコをのせて炊く。
③小口切りにした青ネギと、千切りにした生姜を混ぜて出来上がり。

西瓜の漬物

 

 

西瓜は利尿作用があり、口内炎やむくみや身体の熱を発散してくれる効果があるため、夏の薬膳によく使われます。とくに皮に効果があるため白いところまでしっかり食べるとよいでしょう。
とはいえ、白い部分は甘みがなく、おいしくはないですので、白い部分だけ先に切り落としておいて漬物にすることでおいしくいただくのもよいですよね。

【西瓜の漬物(皮を使用)】

<作り方>
①西瓜の白い部分(少し赤い部分を残す)を切りとり、拍子木切りにする。
②ビニール袋に入れて西瓜の量の2パーセント程度の塩を加えてもみこむ。

 

③半日くらいおいたらできあがり♪

 

 

 

 

ゴーヤの煮浸し/ツナマヨサラダ

 

ツルをカーテンのようにして日差しを避ける「ゴーヤカーテン」。夏の風物詩の一つともなっています。
ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴。またゴーヤならではの苦み成分はモモデルシンとククルビタミンという成分。モモデルシンには血糖値を低下させる働きがあり、血液サラサラ効果があるとされ、ククルビタミンは毛細血管を丈夫にする働きがあり、いずれも動脈硬化予防に効果があります。
またモモデルシンは疲労回復や夏バテ防止効果がありますので、色んな調理方法で楽しみたい夏野菜の一つです。
ここでは時間をかけずに簡単にできる煮浸しと、サンドイッチの具材としてピッタリなツナマヨ和えを紹介します。

【ゴーヤの煮浸し】

<材料> ゴーヤ 1/2本 油揚げ 1枚 昆布だし 160cc 酒 大さじ2 みりん、薄口醬油 小さじ2

<作り方>
①油揚げは熱湯で油ぬきをし、短冊切り。ゴーヤの種とワタを除いて1cmの半月切り。
②昆布だし、酒、みりん、薄口醬油を鍋に入れてひと煮立ち後、油揚げ、ゴーヤを入れて落し蓋をし、煮汁が少なくなるまで煮る。
鍋止めをして味をしみこませる。

鍋止め 春分を愉しむレシピ きゃらぶき参照

春分を愉しむレシピ/豆ごはん・葉わさびの醤油漬け・きゃらぶき・桜餅(関西風)
                                              書・花 BY SEI & RUI 春分     2022年の春分は3月21日です。 春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこ...

 

昆布だしのとり方 だし昆布はさっと汚れをふき、繊維に逆らって数か所切り込みを入れ、水に浸ける(30分~)
《昆布の種類》  昆布の国内消費の95%が北海道産。浜により、形、厚み、香りが異なり個性があります。                                           羅臼昆布 濃厚な風味で甘みのあるだし。やや黄色味を帯びる。旨味が強いので濃い味付けの料理に合う。高級料理にも利用される。                                利尻昆布 ほんのりとした塩味の、良質なだし。しっかりとした肉質で、出しがらも美味しい。昔から京料理にも利用される。だしにも煮物にも向く。                                 日高昆布  煮えやすく、昆布を食べる料理にピッタリ。だしはやや薄いが親しみやすい味。おでんの具材や家庭のだしに。煮えやすく、使いやすい。                           真昆布 肉厚で、上品なだしがとれる昆布の王様。まろやかで澄んだものがとれる。繊細な味わいの料理に。素材の味を生かす澄んだだしに。

【ゴーヤのツナマヨサラダ】

<材料>ゴーヤ1/2本 玉葱 1/4個 ツナ1缶 マヨネーズ 大さじ3程度 塩少々 酢 大さじ1
<作り方>
①玉ねぎは繊維に沿って薄切りにして、水にさらす。ゴーヤは種とワタを除いて5mmの半月切りにして、さっと熱湯をかける。※
②温かいうちに酢と塩少々を加え混ぜ、粗熱がとれたら水気をきった玉ねぎとツナ缶、マヨネーズを合わせる。

☆マスタード、味噌、蜂蜜、タラコ、わさび、おかか、梅、カレー粉、ヨーグルトなどを混ぜてアレンジも♬

マヨネーズは熱いうちに合わせると分離して味が落ちるので、粗熱がとれたら混ぜること。
《マヨネーズの種類》                                         卵黄型 日本でポピュラーな卵黄タイプ。コクがあり旨味がある。原材料名に“卵黄“とある。                               全卵型 アメリカで主流のタイプ 滑らかでさっぱりした口当たり。カロリーが卵黄タイプより高め。 原材料名に“卵“とある。                                   マヨネーズタイプ 健康志向に応えたタイプ。JASのマヨネーズの基準が、植物油脂が65%以上であるのに対して、カロリーをカットして油の量を減らしたり原材料に工夫がされているタイプ。○○ハーフやアマニ油マヨネーズ等

玉ねぎはポテトサラダを作る時同様、入れたい派と入れたくない派に分かれますので、お好みで^^
また個人的にはゴーヤの苦みが好きなのと、歯ごたえを楽しみたい方ですので、さっと熱湯をかけるだけの下処理ですが、食感を柔らかくしたい、できるだけ苦味をなくしたい方はしっかり熱湯で茹でることをお勧めします。
加熱をすることである程度苦味をとることができますが、それ以外の苦味を除く下処理を紹介します。
ちなみにワタに苦みがあるわけではないので、きれいに取り除く必要はないです。

◎ゴーヤの苦味を除く下処理
ゴーヤ1/2本に対して塩小さじ1/4、砂糖小さじ1程度を混ぜ合わせ、10分ほど置く。それぞれの浸透圧で水分がでるので、その水分を除くかさっと洗うことで苦みがとれます。

 

甘酒/甘酒杏仁プリン

甘酒というと、寒い季節に体を温めてくれるドリンクというイメージがありますが、甘酒は夏の季語だそうです。
これは、江戸時代、甘酒が暑さに負けないための滋養強壮ドリンクとして飲まれていたためだそうです。
甘酒にはブドウ糖やアミノ酸、ビタミン類などが豊富に含まれ、その栄養は飲む点滴とも呼ばれるほど。
種類は米麴と酒麴が原料の2種類 特徴は以下の通り
米麴 基本的には砂糖不使用、ノンアルコール ※メーカーによっては砂糖を含むことがある
酒麴 砂糖、微量のアルコールを含む

「飲む点滴」と呼ばれているのは米麴の甘酒 健康維持に良いとされるビタミンB郡、必須アミノ酸、が豊富に含まれることが理由として挙げられます。

米麴甘酒を使って、砂糖不使用のデザートを作ってみました。

【甘酒杏仁プリン】4人分
<材料>
甘酒200cc 無調整豆乳(または牛乳)100cc 杏仁霜 小さじ4 ゼラチン 小さじ2 クコの実 12粒
<作り方>
①鍋に甘酒、杏仁層を入れて温める。
②ゼラチンを加えてよく溶かし、無調整豆乳を加える。
③器に②を分け入れて冷蔵庫で冷やす(1時間~)
④クコの実は水でふやかしておく。
➄③にクコの実をのせる。

 

 

 

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