清明を愉しむレシピ/たらの芽、うどの天ぷら/かつおのたたき/うるいのあえ物/いちご大福

せいめいレシピ
                                                  書・花 BY SEI & RUI
清明(せいめい)

2024年の清明は4月5日~です。

清浄明潔(しょうじょうめいけつ)という言葉に由来し、
すべてのものが清らかで明るい春の日を受けて草木は芽吹き始め、若葉が萌え、花が咲き、南国で冬を過ごしたつばめが渡ってきて歌い舞い、生命が輝く季節です。
燕が巣を作った家は栄える、、、といういわれがあり、昔から人々は燕を歓迎してきたとか。
 
 
 
 

たらの芽/うどの天ぷら

たらの芽処理前

たらの芽

山菜の王様と呼ばれ、
日本全国の山野の日当たりの良い場所でみつけることができます。ほのかな苦みともっちりした食感が特徴です。あくはあまりありませんので、下処理ははかまのみ除けばOKです。
天然物の旬は4月から6月上旬

 

 

たらの芽 下処理

はかまをそぎ落とした後のたらの芽

はかま 葉のこと。この裏側からわき目が出てくる

天ぷら粉に水を溶いて180℃くらいの油で揚げました。(天ぷら粉、水の割合はご使用の天ぷら粉のご使用方法を確認してください。)

たらの芽 てんぷら

抹茶塩でいただきました。

ほんのりとした苦みが美味しいです♪

180℃で揚げる 一般的には高温になります。手早く上げる時の温度。衣を油に落とすと、すぐに浮き上がってくる状態

うど

うど

「独活の大木(うどのたいぼく)」という言葉がありますが、うどは若いうちに摘むと美味しくいただけますが、育ちすぎると食べられず、茎は柔らかいので木材としても使えないところから、大きいだけで役立たずという意味です。

確かキャイーンのウド鈴木の芸名も、ここからきていたような、、、^^

 

 

うどの天ぷらこちらも天ぷら粉と水を合わせて、180℃で2分程度あげました。

おすすめは「山うど」

栽培されたものとは違って独特の香り風味あり、芽には若々しい香りがあって苦みはない。
軸はみずみずしく皮はうどの香りが強くシャキシャキとした食感があるので、今回は皮をむいて天ぷらにしましたが、皮を厚めにむいてきんぴらにしたり、かき揚げの具材にしても美味しいです。

あっさりした味なので、カレー塩でいただきました♪

 

 

 

かつおのたたき

 

かつお

かつおのたたきは、高知県土佐がカツオの産地であることから「土佐づくり」とも呼ばれ、藁(わら)を燃やした火で炙るのが本式だそうです。一般的には、金串に刺し、皮付きのまま強火で炙り焼き霜(やきじも)にして平づくりにします。そこへ薬味(生姜、ネギ、ニンニクなど)と二杯酢土佐酢などをかけて、包丁の腹でたたくことで味をなじませます。

 

 

 

焼き霜(やきじも)材料に熱湯にかけたりさっと熱湯にくぐらせて臭みや脂を落とす事を霜降りといいますが、熱湯をかける代わりに表面を火であぶることを焼き霜という
平づくり 刺身でよく使われる切り方 さくどりした身の薄い方を手前、厚い方を向こうに置き、包丁の刃元から刃先まで全部を使い手前に引きながら切ること
二杯酢 もともとは酢と醤油を一杯づつ合わせたもの。料理や材料によってそれぞれの量を適宜調整したり、だしを加えたり、お酒でやわらげたりとさまざま。
土佐酢 酢、醤油、味醂を一杯づつ合わせた三杯酢に、鰹節でとっただしを足したもの。三杯酢より酢の味やクセが弱く旨味が加わるため、淡白な魚などに用いられる。
 
今回は、刺身用のかつおをフライパンで焼きました。
 
【材料】刺身用かつお(さく)、 氷水、 新玉ねぎ 適量、 大葉1,2枚、 生姜、 ポン酢しょうゆ
【作り方】
①サラダ油を熱したフライパンで、カツオの表面を焼く。
 
 
 
 
②冷水にいれて粗熱がとれたら水気をきって切る。
③スライスして水にさらした新玉ねぎ、大葉を敷いた皿にかつおをのせ、おろししょうがとポン酢をかける。
 
 
 
 
 

うるいのごまあえ

春の山菜の一つ

「山菜」とは、人の手で栽培される野菜に対し、山野に自生し食用される草木のこと。
地域の気候や風土により品種や特性が異なり、旬を迎える時期もやや差がでます。
近年は栽培物が急速に増しています。

うるいは春の山菜特有の苦みやアクはほとんどなく、サラダ感覚で食べられます。酢味噌和えも◎

 

【材料】
うるい 1パック(100g程度)人参 10g
ごま油 小さじ2、ポン酢 小さじ2、 白いりごま 小さじ1

【作り方】
①熱湯でうるいをさっと茹で、水にとる
②①を4~5cmに切る。人参は千切りにしておく。
③ごま油、ポン酢、白いりごまを合わせた和え衣であえる。

うるいのあえもの

あっさり、シャキシャキしていて美味しいです♪

 

いちご大福

ich

いちご大福の登場は昭和60年。

中身はキウイフルーツ、巨峰、栗、みかん、柿、リンゴ、メロン、バナナ、などの変わり種大福もいろいろ出ていますが個人的には巨峰大福が好きです♪

中医学でいうと、春は五臓の肝に負担がかかる季節です。肝がダメージを受けると、気の巡りが悪くなり、目の乾燥、イライラしやすいといった症状が現れますが、苺は「養肝」といって、肝の機能を活性化をしてくれます。胃もたれにもおすすめの食材です。

乾いた咳が続く時には身体に潤いを補給しつつ、イライラを鎮めてくれる効果があるのが焼きイチゴ。
ヘタをとってオーブントースターで2、3分焼くだけでOK。生のままだと逆に身体は冷えてしまうので、食べすぎには注意を。

 

 

【材料】5個分(イチゴの大きさによって前後する)

イチゴ5個、 こしあん 100g、 白玉粉 75g、 砂糖 小さじ5、 水 200cc 100cc 片栗粉 適量

 

【作り方】
①求肥を作る ※求肥についての説明は「うぐいす餅」(「立春を愉しむレシピ」より)を参照

立春を愉しむレシピ/旬の食材を使ったレシピと行事食を紹介

耐熱容器に白玉粉と砂糖を入れてざっと混ぜ、水を混ぜながら加える。
②ふんわりラップをして電子レンジ600wで1分
③ゴムべらなどで混ぜ、再度ふんわりラップをして様子を見ながら1分程度加熱する。
④餅状になっていればよく混ぜた後、片栗粉をまぶしたバットや皿にのせ、上からも片栗粉をかけて粗熱をとる。

 

大福

 

➄冷ましている間、苺はヘタをとって洗い、あんこで包む。

 

イチゴ

⑥➄を求肥で包む。

 

いちご大福

 

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